壁紙がボロボロ落ちる、服に付く…それってリコール品かも?!

新築の家、新築のマンション。
購入した当初は良かったのに、数年経ったら、壁紙が脆くてボロボロ。
壁に触ると壁紙が剥がれ、その一部が粉状になり手や服に付いてくる。
触るのはおろか壁に寄り掛かることすら出来ない。
こんなはずじゃなかったのに…と思っているあなた。
その壁紙の症状はもしかしたら、リコール品の可能性大です。

と言うのも、実は我が家もそれでめちゃくちゃ苦労しました…

結論から言いますと、交換してもらいました。
勿論無償で♪
うちで使われていたのは サンゲツのEBクロス(大日本製紙が製造)
★2010年から2014年(頃)製のEBクロスが不良品の壁紙です。

https://sogikaji.com/archives/25600364.html

不良品壁紙の写真撮るの忘れていた(と言うより、悲惨過ぎてもう見たくもなかった…)ので、他の方のブログから引用させていただきました。
我が家もこれと全く同じもの、同じ剥がれ方でした。

壁紙がリコール品だと気付いてから、新しい壁紙を張替えるまでに5年近く掛かりました。
(こんなに掛ったのは恐らくうちだけ。他の気付いた方は3か月、長くても半年以内には終えていると思います)
気付いた当時、私には3歳の息子がいて、フルタイムで働いていました。
とにかく忙しくてですね…大事なことではあるけど後回しにしていたら、二人目を妊娠出産、更にはコロナ渦で、だいぶだいーーーぶ引き延ばしてしまったのです。

2021年4月にようやく張替え完了♪

我が家は2013年12月に完成しました。
完成した当初は、壁紙が不良品だなんて微塵にも思わず、今まで借りていた1LDKのお部屋を卒業できることに大変浮かれておりました。
新築の我が家に合う家具を少しづつ買い揃え、お庭も完成し、一人目の子供を授かり、幸せな気持ちで最初の1,2年を過ごしました。

ただ2年目に入った頃からリビングの壁紙が、私のジーンズに付いていたり、壁紙の汚れを取ろうと拭くと、壁紙の表面ごと汚れが落ちたり、予兆はありました。

最初の方は、服に付く量も少しだったし、私のズボラな性格も重なり、全く気付きませんでした。
一人目を出産したこともあり、初めての育児で精一杯。
壁紙に汚れが付いても、放置がザラ(笑)

そしてリビングだけではなく、玄関や寝室の壁紙も脆くなっており、手や服に付く壁紙の一部(白い粉のようなもの)がどんどん増えていきました。
脆くなった壁紙の下には掃除機をかけてもかけても、毎日のように白い粉がうっすら落ちているんです。
もうかなりのストレスでしたね、つかまり立ちする子供の手がいつも粉だらけ。
壁に触ってはいけないという躾をしないといけないんですよ、でもまだ1歳にもならない子が分かるはずもなく、超重量級のわが子を抱えて水道で手を洗う…一日に何度もとなると、重労働です。
これもう何の仕打ちなの(>_<)ってくらい。
まだ幼いわが子が、手に付いた壁紙をナメナメするのが心配で心配で…
健康被害は報告されていないとは聞きましたが、いい影響なんて絶対にない。
苦行以外の何ものでもなかったですね。

極め付けは、外出時。
我が家の玄関はお世辞にも広いとは言えない作り。
玄関で少しでもよろめくと服中に白い粉が…
久しぶりに旧友とお出かけする機会があったんですけど、オシャレしてワンピースの上に黒いコートを羽織って出て行ったことがあるんです。
ヒールでよろけた瞬間、もう最悪です。
寒い中、玄関の外でコートを脱ぎ、右側の袖一面に付いた白い粉を払うも、その粉が舞ってリップに付き、もう一度家の中に戻りリップを塗りなおす。
バスの時間に間に合わないというようなことが何度かありました。
服に付いた壁紙を落とす時間まで考慮しないといけないなんてありえませんよね。

そこでようやく、壁紙を張り替えよう!と決断しました。
ただ、壁紙の張替えって実生活している家にとってはかなりの手間!
更にはお値段が結構高い…
でもやらないと、このままっていう訳にもいかない。
お家にお客様をお迎えすることも出来ません。

その時にね、ふと思ったんです。
私の実家、築20年近いけど、壁紙張り替えたことない!
子供の頃、同じマンションに10年くらい住んでたけど壁紙張り替えたことない!
そもそも壁紙の張り替えなんて、頻繁にやるものではないはず。

そこで、初めて不良品なのでは?という思いがよぎりました。

早速、施工会社に連絡をするも、「保証期間を過ぎているのでどうにも出来ない」との定型的な回答をもらいました。
数年で交換しなきゃいけないような壁紙を貼るだなんて、保証期間過ぎているとは言え、おかしいと抗議しても、向こうは保証期間外の一点張り。
明らかに不良品!と断言した途端、しばらくお待ちください、担当の者に確認して掛けなおさせて下さいと。
その後の電話で「一度ご自宅にお伺いさせて下さい」と。
いやいや、分かってるんじゃん、最初からそう言って欲しかった( ;∀;)

ここまで強気に出れたのは、私も当時誰かの不良品クロスのブログを読んでいたから。
その当時(2015年頃)はまだ、EBクロスが不良品だなんて記事はほんのわずか。
たまたま2件程、書いていた方が居て下さったので大いに助けられました。

きっと、保証期間外と言われて、食い下がってしまった人も居るんだろうな。
この電話対応には正直かなりモヤモヤしましたね。
そもそもこの壁紙は、施工会社が薦めてきたものだったので余計に腹が立ちました。
オペレーターさんも、マニュアルに沿って話してるのはわかるんですけどね。
でも張替えを完全に自腹で行うと恐らく100万円近く掛かると思うんです。
一般庶民の私にはかなりの痛手。

ですから無償でなければ、一体どうなっていたことやら。
ほぼ全ての部分にこのEBクロスを使用していたので、荷物の片付けと移動が大変でしたが、これを機に我が家も断捨離のチャンス☆
家の中もスッキリしたし、これも何かのご縁だったと思っています。

また、貼られている壁紙とは違う壁紙を選ぶことも可能でした。
EBクロスではない壁紙は、EBクロスとの差額分が発生しました。
我が家は2階のトイレと、1階階段下収納、洗面所の壁紙をグレードアップしました。
お値段は3万円ちょっと。
かなりざっくりでごめんなさい。
この貼り替え工事でかかった費用はこれ以外にはありません。

最初の電話から約2週間後、施工会社の人、サンゲツの人、大日本製紙の人が自宅に来て、玄関先で開口一番申し訳ありませんでしたと謝罪がありました。
私も夫も、まずは壁紙の確認をということしか電話では伝えられていなかったので、食って掛かる気満々でしたが、この対応に面食らってしまって(笑)
とりあえず中に入ってもらい、説明を受けました。
終始和やかムードでいけました。


不良品の壁紙は、
〇サンゲツのEBクロス(型番がEBから始まるもの)
〇2010~2014年製
で、「紫外線に当たると脆弱になる」とのことでした。

そして、注文・建売りを問わず、一戸建て・マンションと幅広くこのEBクロスが標準仕様になってる建築会社さんが多く、かなりの被害が出ているということも教えてもらいました。

我が家の壁紙で特に症状が現われていたのが玄関、リビング、主寝室。
日当たり重視で購入した南東角地です、玄関、リビング、主寝室が特に日当たりがいいので、その説明に納得でした。
日の当たらないクローゼット等は、一切症状は見られませんでした。

全ての部屋の壁紙を点検してもらい(テープを貼り、壁紙の剝がれ具合を見ていたようでした)、剥がれているいないに関わらず、EBクロス使用部分を全て交換という形になりました。

その日はそれで終了し、後日、壁紙を実際に貼ってくれる会社の人が来られて、分厚い壁紙のカタログを数冊置いていってくれました。
全ての部屋と収納箇所の壁紙を選び、最後にもう一度来てもらい、自宅の図面を用いながら、貼る壁紙の型番等の最終チェックと工事日程の打ち合わせ。(文章にするとそうでもないですが、先に書いたように私たちの都合とコロナ渦でかなりに年月が経ってしまいました、約5年…)

工事日程は、決まってからは早かったですね。

ピッタリ一週間の日程でした♪
月曜日から始まり、日曜日で終了。
毎日9:00~17:00。
我が家は柄もの壁紙が多かったので、17:00超えてしまうこともありましたが、日程が延びるより全然いい!
早めに終わるときもあって、その日の進捗状況によってって感じでした。

初日に2階の奥からやっていって、段々手前に、下に降りてくる。
終わった部屋には、クロス屋さんが入らなくて済むようにとの配慮からなんですって。

今回張替えをしてくれた、クロス屋さん、職人ですから無愛想な人が多いと思いきや、みんなフレンドリーでめちゃくちゃいい人ばかりでした。
3人来てくれたのですが、和気あいあいとしていて、日中は私と子供だけで不安だったのですが、そんな心配は皆無でした。

壁紙張替えの最終日、5歳の息子は一緒にリビングの壁紙を剝がさせてもらってすごく楽しそうでした。
夫と子供とで怪獣のようにベリベリッと剥がしていくのですが、見ているこちらが気持ちよかったです。
壁紙を張り替える際に多くの方が言われるのは、「最後に落書きしていいですか」だそうです。
いつもダメって言われている箇所に落書き出来るだなんて最高ですよね(笑)
「一緒に剥がしてもいいですか」もやはり多いのだそう。
「この前、お客様と一緒に剥がしたとき、子供さんが勢いあまって障子の紙まで剥がしちゃいまして、みんなで笑うしかなかったですよ~」って(笑)
分かる気がする、仕方ない(笑)

それとこんなことも教えてもらいました。
「石膏ボードいいの使ってますね、この白っぽいボードはアレルギー予防とかに使われるんですよ、ホルムアルデヒドを分解してくれるんですよね~。普通の施工会社さんだとケチって使わないか、使ってもリビングだけ、寝室だけとかなんですが、この家は一面使われてますね。」と。

そうなんだ!知らなかった(笑)
建てたときにそんな説明を施工会社の人から教えてもらったような気もするような…
そんないい石膏ボードに、粉吹く壁紙を貼り付けていた事実(笑)
もったいなさすぎ。

話は脱線しましたが、壁紙を張り替えてもらって、見違えるようです。
また新築に戻った気すらします。
今まで、汚れがついても剝がれてしまうため掃除することすら出来なかったのに、これからは汚れても拭いて落とすことが出来る!
ボロボロと粉が落ちたり服に付いてイライラしなくて済む!
正真正銘の真っ白な壁紙です!

壁紙って普段は気にならないけど、家の中の表情みたいなもので、相当大切ってことに今回気付かされました。

最近やっとハイハイできるようになった二人目の息子が、自由に家の中を動き回るの見ながら、勇気を出して良かった、やって良かったとつくづく思います。

もし家の壁紙が剥がれやすい、ボロボロ落ちる、等でお困りの方は一度調べてみることをオススメ致します。

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